調査結果

 子どもに対する誘拐・いたずらなどの犯罪が増える中、子どもの防犯対策で、もっとも多かったのは「防犯ブザーを持ち歩かせる」(32%)というものであった。一方、防犯器具で犯罪に巻き込まれることを防ぐよりも、「なるべく1人で歩かない」「暗くなったら出歩かない」という昔ながらの防犯対策も行われているようだ。
 防犯器具として一番利用されている防犯ブザーに照準をあてて調査を継続したところ、「学校の登下校時のみ携帯している」(49%)がもっとも多い。「子どもを犯罪から守ろう」「防犯ブザーの携帯を」と騒がれているのとは裏腹に、「外出時はいつも携帯している」が15%ともっとも少なかった。「いつもどこに持ち歩いているか?」という問いに対しては、「かばん・ランドセルにぶら下げる」(51%)、「身に着けている」(35%)、「かばん・ランドセルの中」(13%)となっている。
 また、「子どもがうまく使えるか?」という質問に対しては、「使えないかもしれない」「わからない」の回答をあわせると59%となり、一番頼られている防犯器具であるにもかかわらず、効果に対する不安がかいま見られる。しかし、器具のメンテナンス(電池切れ、作動チェック)を行っている人は全体の73%にのぼり、防犯ブザーを頼る気持ちは非常に高いようだ。
 子どもが防犯ブザーを持つようになったのは、「親の購入」が59%。「配布されて」が30%となっており、地方自治体・学校などからの無償配布はまだまだ浸透していない。
 
 保護者からの器具メーカーへの要望としては、「動作すると同時に親の携帯電話にメールが届く、子どもの位置情報がわかるもの」「かなりの力を入れないと子どもが紐を引っ張れない、ボタンを押せない」「身に付けさせるには大きすぎるので、もっと小型・薄型・軽量化」「電池残量がわかるもの」「誤作動しないものを」という意見が多くあった。また、個人で購入した保護者からは「個人的に持っていると他の子どもたちとおもちゃ替わりに遊んでしまうので、全員に配布してほしい」「学校ではアクセサリー等をかばんにつけることが禁じられているのでバッグの中に入れてある。いざというとき使えるかどうか心配」という意見もあった。
調査結果
■Q1.あなたのお子様は防犯ブザーをどの程度持ち歩いていますか?

外出時はいつも携帯している
15%
子どものみで外出するときはいつも携帯している
28%
学校の登下校時のみ携帯している
49%
その他
8%
■Q2.防犯ブザーのタイプは?

紐を引っ張ると音の出るタイプのもの 75%
ボタンを押すと音の出るタイプのもの 16%
その他
9%
■Q3.いつもどこに持ち歩いていますか?

洋服のポケット・首から下げるなど、身につけている
35%
かばん・ランドセルにぶら下げる  
51%
かばん・ランドセルの中に入れている
13%
携帯電話につけている  
0%
その他
1%
■Q4.お子さんがうまく使えると思いますか?

使えると思う 
41%
使えないかもしれない
41%
わからない
18%
■Q5.動作チェックはしていますか(電池切れ、正常作動するかのチェックなど)

一日一回状態を見ている  
2%
時々動作するか見ている  
71%
持たせるようになってから一度もチェックしていない
27%
■Q6.お子さまが防犯ブザーを持つようになった理由は?

親が購入して
59%
配布されて(自治体・警察・学校・PTA・地元自治会など)
30%
その他
11%
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