調査結果

 

<小学生が犠牲となる殺人事件が多発していることについて>

  かなり不安に思っている 62.8%  
少し不安に思っている
36.1%
あまり不安には思っていない 1.1%
「子どもが家でひとりにならないようにしている」人は64.1%。「学校・塾の送迎を親が行っている」家庭は44.9%となっている。「子どもを団体の場(学習塾・習い事・学童保育)に参加させている」家庭は11.3%と思ったほどの数字にはなっていなかった。核家族の影響か、「祖父母の学校・塾の送迎」を実施している家庭はわずか8.2%という結果になった。
セキュリティグッズ(防犯ブザーなど)を持たせている家庭は69%にものぼり、携帯電話(GPSなし)7.7%、GPS付携帯電話3.8%を大きく引き離している。これは携帯電話がまだまだ高価であることと同時に、携帯電話の「子どものおもちゃ化」「新たなるトラブル」を心配してのことだろう。「地域住民との協力」「学校との連携」をまだ行っていないという回答が各48.8%、32.9%となっていることから、事件の大きさが社会に反映されていないという気がしてならないのは私だけではないはずだ。
仕事を持つ母親の回答からは、「自分の働く時間を減らす」が16.2%、「勤務時間帯をずらす」が16.1%、「仕事を変える」が5%、「仕事を在宅勤務に変更する」が10.7%となっている。どの項目も「検討中」を含めると、2-3割の母親たちが子どもを守るために、仕事と子どもの間で苦しんでいることが浮かび上がる。
自由回答からは「夫と子供が二人で出かけると、どうしても子供を大きなショッピングモールに野放しにする事が多いので、その事を重ねて注意した。」(兵庫県)といった夫婦の温度差を気にしている母親も多くいることがわかった。また、「この時期は中学生、高校生が半日なので下校時間が重なるので更に怖く感じています。」(大阪府)といった、大人と子どもの境目の年齢層も気になる存在のようだ。
「小さな子どものいる母親が夜間パトロールしないといけないのは本末転倒」という意見にはうなずくばかり。「自由に遊べない今の子ども達がかわいそう」「子どもの塾・習い事の送迎は必ず大人が付き添う」「日中も1人にすることは絶対にしないことにした」という声がたくさんあった。「夫婦でよく話をしていますが、良い方法は出てきません。」という回答も多く、問題解決は家族だけではできそうにもない。
日本の社会からは「カギっ子」は、もうなくなろうとしている。
 調査結果

■Q1.最近、小学生が犠牲となる殺人事件が多発しておりますが、あなたは不安に思っていますか?

 
かなり不安に思っている
62.8%
少し不安に思っている 36.1%
あまり不安には思っていない 1.1%
<有職者の母親のみ(1-3年生(低学年)の子供がいる母親/4-6年生(高学年)の子供がいる母親)>
  低学年 高学年
かなり不安に思っている
63.1% 51.5%
少し不安に思っている 36.3% 46.1%
あまり不安には思っていない 0.6% 2.4%
 
 

■Q2.あなたは子供を守るために、以下のことををしましたか?

 


実行中 検討中

実行していない

子供が家に1人にならないようにする
64.1% 14.3% 21.6%
子どもの学校・塾の送迎を自分でする
44.9% 15.5% 39.6%
おじいちゃんやおばあちゃんに学校・塾の送迎を依頼する
8.2% 4.2% 87.6%
警備会社などの業者に子どもの送迎を依頼する
0.3% 1.4% 98.3%
塾・習い事を増やす・学童保育に参加する
(団体の場の参加を増やす)
11.3% 7.3% 81.4%
セキュリティグッズ(防犯ブザー等)を持たせる
69.0% 13.5% 17.5%
携帯電話(GPS機能付き)を持たせる
3.8% 26.0% 70.2%
携帯電話(GPS機能なし)を持たせる
7.7% 9.7% 82.6%
子供に注意事項を言い聞かせる
(知らない人と話さない、友達と一緒に行動する等)
96.5% 1.6% 1.9%
地域住民の協力を得て子どもを守る対策を立てる
22.6% 28.6% 48.8%
学校との連携で子どもを守る対策を立てる
35.5% 31.6% 32.9%

<有職者の母親のみ>


実行中 検討中

実行していない

自分の働く時間を減らす
16.2% 10.2% 73.6%
自分の勤務時間帯をずらす
16.1% 9.2% 74.7%
自分の仕事を変える
5.0% 7.0% 88.0%
自分の仕事を在宅勤務に変更する
10.7% 7.4% 81.9%
 
■Q3.相次ぐ事件を受けて、子どもを守るための負担は増しましたか?
 
送迎などにかける経済的負担が増した

14.3%

通学路の見回りなどにかける時間(労力)が増した
33.4%
その他
4.2%
変わらない
55.3%
 
 
■Q4.最近多発している子供が犠牲となる事件について、ご意見がありましたらご記入ください。
  • 明日はわが身と思うと緊張する毎日(32歳女性、専業主婦、山口県)
  • 子供と地域の人との交流をもっとつくり、何処の家にでも何かあったときはいけるようにして欲しい。(46歳女性、専業主婦、熊本県)
  • 子供を守ることはもちろんだけど、不審者がでないような環境作り、そういう人にならないように青少年の頃からの、ケアや教育、また地域をあげて安全な町作りができるよう、今以上に働きかけてほしい。(39歳女性、専業主婦、福岡県)
  • 事件が起きてしまう社会をもう一度考え直して欲しい。小さな頃から警戒心を持って他人と接しなければならない世の中で育つ我が子たちの将来が心配。誰も信じない嫌な世の中になりそう。犯罪が発生しやすい場所があるという説を聞いたことがある。海外で犯罪が減少した事例などを参考にして、公園のつくりなどの物理的環境に積極的にアプローチして欲しい。お金をかければ出来ること!もうひとつは国民の内面、心の豊かさのために必要な社会のしくみを真剣に考えて欲しい。こちらは時間がかかるけれど、とても必要なことだと思う。(37歳、パート・アルバイト、大分県)
  • 地域のシルバーの方が下校時に同行してくださったりして感謝しています。(36歳女性、専業主婦、愛知県)
  • 活動の目的をはき違えないよう、住民が楽しみながら防犯活動に取り組めるよう、工夫してほしい。小さな子どものいる母親に夜のパトロールを強いたりするのは、本末転倒である。(41歳女性、その他、京都府)
  • いつも親がついている訳にはいかないので、子供自身が自分で身を守れるようになって欲しいと、空手などを習わせたい。しかし、子供がやりたがらない。(34歳女性、自営業、山形県)
  • 模倣犯も増えているようでこのような犯罪が二度と起らないように今こそ対策をかんがえてほしい。今のままでは少子化をストップさせるどころか一層ひどくなるばかり。安心して子育てができる環境を早く整備して欲しい。子供が犠牲になる犯罪の抑止をお願いしたい。(29歳女性、専業主婦、埼玉県)
  • 最近は外で何があっても知らん顔の人も多いので、せめて登下校時間帯だけでも、家の窓を1つ開けて外の様子が聞こえる程度の協力をしていただきたい。(42歳女性、専業主婦、東京都)